魔女の一撃とも言われるギックリ腰。大変痛いものですし、ほとんど身動きできなくなることもあります。初めての場合は、かなり驚きもするでしょう。しかし、まずは冷静に。

1 ギックリ腰は温める

昔は、ギックリ腰は腰の炎症だと思われていました。炎症ならば冷やして悪化を防ぐことになるのですが、これは間違いです。現在では、ギックリ腰は炎症ではないことが分かっていますので、冷やしても意味はありません。血行をよくするために温めた方が良いとされています。

2 ギックリ腰は安静にしない

ギックリ腰になって、痛いからと寝たままでいると、かえって治るのが遅くなります。動けるのなら動くこと。できるだけ普段通りの生活をした方がずっと早く治ります。横になってばかりで、体がなまってしまう方が問題なのです。痛みに屈しない心がギックリ腰を改善します。

3 ギックリ腰を怖がらない

ものすごく痛いギックリ腰ですが、痛みを恐れると治りが遅くなるばかりでなく、再発のリスクが高まります。なぜなら、不安や恐れといったストレスがギックリ腰を引き起こす原因だからです。ストレスは、それ単体で痛みを引き起こすことが近年の研究で明らかとなっています。怖がれば怖がるだけ、痛みは長引き、また再発しやすくなります。今はたまたま運がわるく腰が痛んでいるけど、必ず治るものだという心持ちが大切です。

4 ガマンできないときは鍼灸がおすすめ

痛みが強くガマンできないときは、鍼灸をご検討ください。ギックリ腰に有効な治療法はさまざま存在しますが、特に鍼灸治療はおすすめです。

腰痛にどんな治療が効くのか比較検討した研究が実を結び、鍼灸は腰痛診療ガイドラインにも記載されるようになってきています。

2017年のガイドラインでは、鍼灸は腰痛の第一選択として推奨されています。(薬よりも上の扱いです)

どうせ治療を受けるなら、効き目が検証されていないものより、実証されている鍼灸をご検討ください。

参考にしてみて下さい。

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