頭痛は、頭に原因があるものと、そうでないものがあります。軽い頭痛のうちは市販薬でも効果がありますが、常用しているとだんだん効かなくなることがあります。鍼灸は頭痛に対して時に即効性があり、とても有効な治療法です。
頭痛の分類
筋緊張性頭痛
頭の筋肉の緊張によって起こる頭痛です。肩こりが悪化して起こることが多く、ストレスや疲労が強く影響します。頭を覆う筋肉が、首肩のこりに引っ張られて発生します。眼・耳・鼻・歯などの異常が原因となって起こる場合もあります。こめかみ・後頭部に起こりやすのが特徴です。
偏頭痛
血管の拡張によって起こる頭痛です。女性に多く、左右のどちらかに発生し、ズキズキとした痛みがあり、吐き気を伴うことも珍しくありません。閃輝暗点(視界にキラキラした光が見える)などの前駆症状がある場合もあります。
疲労や睡眠不足で起こりやすくなるため、十分な睡眠が欠かせません。チョコレート、カフェイン、アルコール類など、食品がきっかけになることが多いといわれています。
群発頭痛
群発頭痛とは、一定期間に集中して起こる頭痛で男性に多くみられます。一度頭痛が起こると、2週間から時に数ヶ月におよびます。諸説ありますが詳しい原因は分かっていません。眼の奥や周辺から激しい痛みが起こるのが特徴です。
頭痛に対する鍼灸治療の効果
鍼灸には筋緊張の緩和や頭部血流の改善といった作用があり、頭痛に効果を発揮します。また、痛覚神経の伝達をブロックし、脳内モルヒネ様物質を増やします。鍼灸は薬ではありませんが、薬と似たような効果があるといっていいでしょう。こうした作用により、鍼灸は頭痛に効果的に働きます。
危ない頭痛
最後になりましたが、頭痛には危険な頭痛もあります。くも膜下出血や脳腫瘍など、脳の異常による頭痛です。もし、以下のような症状があった場合は速やかに医師の診察を受けてください。
- 突然カナヅチで殴られたような激しい痛み
- 意識を失ったり、引きつけを起こす
- マヒや認知障害などがみられる
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