自律神経失調症

自律神経失調症でお困りの方へ

このような症状でお困りではありませんか？

• どこが悪いわけでもないがスッキリしない
• 体がふらつく感じがする
• 何もしていないのに体がだるい
• 手足の冷えが気になる
• 動悸がして汗をかく
• ときどき息苦しくなる
• 便秘や下痢をする
• 検査をしても異常が見つからない

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、その名のとおり自律神経の働きが乱れて様々な症状が出るものをいいます。

体には、自分の意思でコントロール出来るものと出来ないものがあります。手足なら自由に動かすことができますが、脈拍を速めたり汗をかいたりは自由にはできません。心臓は寝ているときでも意思と無関係に動き続けています。こうした自動的に動いている体の機能は、自律神経によってコントロールされています。

自律神経には2つあって、体を活発にする交感神経と、リラックスさせる副交感神経があります。片方が強くなると、もう片方が弱くなる、シーソーのような関係になっています。この自律神経のバランスが悪くなると、様々な症状があらわれます。

検査で異常が見つからない

例えば、胃腸の働きに異常がでる過敏性腸症候群（IBS)など、典型的なものには個別の病名がつくこともあります。肩こり腰痛も自律神経失調症の仲間です。しかし、検査を受けても異常がみつからず、病名がつかないことも多いのではないでしょうか。

体が重だるい、吐き気がする、冷え・のぼせ、よく眠れない、理由もなく気分が落ち込む・イライラする・肩がこるなどの症状があるのに、異常が何も見つからない。これらは自律神経失調症によく見られる症状です。

自律神経失調症の鍼灸治療

鍼灸治療は、自律神経に働きかけることができる治療法です。自律神経免疫療法で有名な安保徹先生も、鍼灸をアレンジして使われていました。

交感神経の症状が強いのか、副交感神経の症状が強いのかを見極めながら、全体のバランスを整えて治療します。その際、当院では経絡という東洋医学の知恵を使い、自律神経バランスを12に分けて調整します。これにより、よりきめ細やかな治療が可能となっています。

自律神経失調症の症例

これまで当院で経験したものから、いくつかの症例をご紹介します。
※同じ病名・症状であっても、効果には個人差があります。

自律神経失調症　【向日市　女性　10代】

手足の冷えが強く、また手のふるえもありますが、病院で検査しても特に異常が見つからず、来院されました。診察したところ、確かに左手にふるえが見られ、腕を首に回すとすぐに疲れてしまうとのこと。手足も冷えが目立っていました。

週に1回ペースで治療をはじめ、2回目には手の疲れが出なくなっています。お灸と接触鍼（刺さない鍼）を組み合わせた治療が功を奏し、6回目には冷えも目立たなくなりました。10回目には手のふるえもなくなり、以降は徐々に間隔を開けつつ、良い状態を維持しています。

自律神経失調症、頭痛　【向日市　男性　21歳】

特にきっかけもなく頭痛がするようになり、改善しないまま8ヶ月が経過した症例です。頭痛だけでなく、体のふらつき、目を使っていないのに目が疲れるなどの症状があり、来院されました。

脳神経外科でCT・MRI検査を受けていますが異常なし。整形外科でも検査を受けましたが異常は見つかっていません。

頭痛は比較的治りやすいこと、ふらつきは少し時間がかかることを説明して、治療を開始。初回の治療で頭痛は半分になり、治療を重ねるごとにふらつきも改善がありました。計5回で治療を終えています。

自律神経失調症　【向日市　女性　32歳】

1ヶ月ほど体のだるさが続いているということで来院されました。夜に何度も目が覚め、昼間は眠気が強く調子が非常に悪いのですが、夕方4時頃になるとなぜか元気が出て来るそうです。また1年ほど、運動をすると必ず頭痛や吐き気がして、光を遮りたくなるとのことでした。

これは時間がかかるかもしれないと思いましたが、治療するとすぐに調子が戻った様子で、1回の治療で治ってしまいました。他の症状で来院されたときに確認しましたが、問題なく治っていたようです。鍼灸をしていると、その効果に施術者が驚くことがあります。