腰痛の原因を説明する記事で、よく登場するのが「神経が圧迫されて痛みが出る」という表現です。しかし、もし本当に神経が圧迫されると何が起こるかご存知でしょうか?

例えば、馬尾症候群です。背骨の脊柱管を通っている脊髄神経は、腰のあたりまでくると馬尾神経と名前が変わります。この馬尾神経が圧迫されたものを馬尾症候群といいます。

このとき出現する症状は、腰痛だけではありません。跛行といって、普通に歩くことが難しくなります。自転車に乗ったときサドルが当たる部分の知覚が鈍くなったり、感覚がなくなったりします(サドル麻痺)。排便・排尿障害が現れます。すぐに病院へ行って、24時間以内に手術をしないと、後遺症が残るリスクが高くなります。

何が言いたいかといえば、本当に神経が圧迫されると、麻痺症状が出てしまうので、腰痛どころではなくなるということです。ですから、もし腰痛があっても、上記のような麻痺症状が見られない場合は、神経の圧迫を心配する必要はありません。

普通の腰痛として対処すれば大丈夫です。

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