肩こり、つらいですね。事務仕事などでパソコンと長時間にらめっこしていると、普段肩こりのない私でも首肩が固まってきます。

基本的にはストレッチで対処するわけですが、これが時に逆効果になることがあります。

筋肉の緊張は、ストレッチをすると緩むのが普通です。しかし、こりがひどかったり、ストレッチを頑張りすぎると、伸長刺激から身を守ろうとして逆に筋肉が強張ってしまうことがあります。

こうした場合は、ストレッチの前に別の方法で筋肉を緩めておくと、効果的にストレッチができます。その方法とは、力んでからの脱力です。

脱力の方法

足を肩幅に広げ軽くヒザを曲げ、歯を食いしばり、手を握りしめ肘を曲げ、肩を持ち上げるようにして、思い切り全身に力をこめます。呼吸を止めても構いません。イメージとしては、ドラゴンボールの悟空が気を高めている感じです。

15秒ほど十分に力んだら、息を吐きながらゆっくりと全身の力を抜きます。これを数回繰り返すと、全身のムダな力が抜けてくれます。その上で、首や肩をじんわりストレッチすると、上手に肩こりをほぐせます。

これでも楽にならない場合は相当に頑固な肩こりですから、鍼灸が必要になります。しかし、少しきつい程度の肩こりなら十分対処できるので、一度お試しください。