今日はサプリメントについてです。
栄養機能食品などの名目で出回っているサプリメント。興味・関心のある方も多いと思います。
栄養機能食品と書かれているといかにも健康に良さそうですが、ここに落とし穴があります。栄養機能食品は、国に対して申請を出す必要性がありません。効果を国が確認することもありません。ただ、表示の成分が入っているというだけの物になります。
その成分に効果があればいいのですが、もし医療的に効果のある成分ならば、製薬会社が薬として特許を取ってしまいます。つまり、薬として売られていないということは、効果がないという事です。
サプリメントで有名なものに、グルコサミン&コンドロイチンがあります。これは、ヒザなどの関節痛に効果あるかのように宣伝されていますが、医学的にその効果は確認されていません。日本ではこうした事実はあまり知られていませんが、アメリカでは効果がないとして集団訴訟が起きています。
効果がないだけでなく、リスクのあるサプリメントもあります。ビタミンCなどの抗酸化ビタミン剤では、発がん性リスクを高めるという報告があります。ミネラルサプリメントでは、心血管障害のリスクが上昇するという報告もあります。
栄養は野菜などの普通の食品から摂ることが、最も安全度が高くなります。
参考になりましたら幸いです。
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