昨日、おさそいを受けて勉強会に参加してきました。
「スポーツ鍼灸入門~除痛と炎症の緩和について」
講師:早川和浩 先生
デトロイトタイガースでトレーナーをされていた先生です。
スポーツ傷害に対して、鍼灸でどのように改善していくのか。
およそ4時間かけて学びました。
解剖学の理解、傷害部位への正確な刺鍼。
痛みへの効果、腫れへの効果、炎症への効果の理解と、その治療の実践。
筋膜、筋、腱、軟骨、骨膜などの刺鍼感覚など。
スポーツ鍼灸といっても普通の鍼灸と特別違うことはなく、むしろ基本がつまった内容です。
おろそかには出来ない部分ですので、最後まで集中して受講しました。
さて、スポーツ選手の施術というと、当院でも経験があります。
プロスポーツ選手の場合は専属のトレーナーがついているイメージがあるかもしれません。
例えばプロ野球だと、チームに何人もトレーナーがいて、肩に違和感があっただけでも練習を休んだりと非常にコンディションに気を使います。
しかし、プロといっても普通の仕事をしながら試合に出ていて休養どころではなかったり、ご自身で体調管理も含めて行っているケースも多く、実情は様々です。
中には、痛いのを気合で乗り越えているケースもあります。
かなり無理をしている状態なのに、このまま無理を続けられるようにどうにかしてくれ、という無茶な依頼もありました。
アマチュアの場合だとそこまでストイックではありませんが、バレーボールで何チームも掛け持ちをしていたり、非常にアグレッシブに活動している方がいます。
そうした方が痛みから早く復帰できるよう、お手伝いをする力が鍼灸にはあると感じています。
鍼灸といっても魔法ではありませんから、休まないと回復しないことはあります。
昨日の講義にもありましたが、肉離れなどをしていると、痛みがなくてもすぐに動くべきではない時期というものがあります。
そうした客観的な視点も含めて、しっかりサポートできるよう精進したいと思っています。