神戸駅
7年ぶりの神戸。

(公社)日本鍼灸師会近畿ブロック青年部主催、一泊研修会in兵庫
2018年3月10日(土)、11日(日)
講師:元明治国際医療大学教授・竹内義享先生
「学校では教えない機能解剖学はなぜ鍼灸師に必要か」

こちらに参加してきました。ご縁がありまして、一泊研修会にはけっこうな頻度で参加していますけれども、今回はいつも以上に内容の濃い講義でした。

今回は機能解剖学という、解剖の延長線上にありながらも、教科書には出てこない人体構造とその働きを利用した治療の考え方になります。インナーマッスルとアウターマッスルはどう関係しているのか、関節可動域(ROM)を阻害する要因は何なのか。一つの理学テストからどれほどの情報を読み取ることができるのか。深く潜ると見える景色がこんなに違うのか、という内容は圧巻でした。

思えば、私が鍼灸師免許を取ってから鍼灸整骨院で働いていた時期、骨格や筋のバランス調整(アライメント)を勉強していました。それが運動器疾患の鍼灸に形を変えて、今でも私を下支えしてくれています。二日間の講義は、その先がもっとあるよということでもありました。

個人的には慢性痛と脳の視点も欲しかったところではありますが、大変興味深く講義を受けることができました。今後の臨床に反映させていきたいなと思っています。