雨。
このところ本格的に梅雨らしい天気になってきました。

東洋医学では、天候の影響が体に出るという考え方があります。六淫(りくいん)といいますが、その中の湿(しつ)の影響が出やすくなるのが今の時期です。

湿は脾に影響することで、胃腸の働きが悪くなります。皮膚からの体温放散が阻害されることで、湿熱と呼ばれる独特の蒸し暑さを生じます。また、足元を冷やすこともあります。

一つ一つは小さな変化ですが、そこにあと何か一つ加わると、はっきりした症状が出てきます。あと一つが何かは難しいところですが、ストレスであったり、疲労の蓄積などがあると体調を崩しやすいのは間違いありません。

エアコンによる冷やし過ぎに気をつけ、胃腸にやさしい食事を意識しつつ、上手に梅雨を過ごしたいものです。