目次
痛いのはやりすぎの可能性大
肩こりがきついとき、首を傾けて肩のスジを伸ばす。
ストレッチは肩こりに有効な対策の一つではありますが、ちょっと気をつけたいことがあります。
同じ場所ばかり伸ばしていませんか。
ストレッチすること自体はいいのですが、同じ場所を伸ばすばかりだとだんだん痛くなってくることがあります。
伸ばして気持ちいい(グッド!)
↓
痛気持ちいい(ギリギリ)
↓
痛いだけ(やりすぎ)
ストレッチのコツは、気持ちよさが感じられるところでやめておくことです。
肩こりがつらいからといっても、痛みを感じるまでやると逆効果になる可能性があります。
人の体は痛みを感じると、身を守ろうとして体に力が入ってしまいます。
痛みが出るまで過剰にストレッチしていると、今度は逆に筋肉がこわばって肩こりがひどくなる場合があるのです。
マッサージのしすぎで痛くなる「もみ返し」という状態がありますが、それと似たような状況を自分で作り出してしまいます。
もし、肩や首筋を伸ばそうとしてハッキリ痛みが出ているなら、やりすぎていると考えていいでしょう。
見落としがちな筋肉のこり
肩こりを起こす筋肉は一つではありません。
こりを感じる場所は一カ所だとしても、もっと広い範囲の筋肉がこっているのが普通です。
特に肩甲骨の周りは、気づかないうちに硬くなっていることがよくあります。
色々なストレッチを取り入れて、肩全体をまんべんなく伸ばすように意識しましょう。
肩甲骨の周囲と脇を大きく伸ばしてみる
例えば、こんなストレッチはいかがでしょうか。
腕をクロスさせて、手の平を合わせ、肘を伸ばしつつ脇のスジを伸ばします。
やってみると分かりますが、肩甲骨周りがよく伸びてとても気持ちいいです。
しっかり目に伸ばしても、痛くなりにくいのもメリットです。
ぜひ、いつものストレッチに加えてみてください。
痛くて伸ばせないときは
肩こりが悪化しすぎて少し伸ばしただけでも痛むようなら、伸ばそうとするのではなく脱力を意識してみましょう。
だらんと力を抜いて、しっかり休息を取ることです。
それでも難しそうな場合は、治療が必要と考えていいでしょう。
お近くの鍼灸院に相談してみてください。
関連記事:ストレッチ前の脱力法