ストレスが心身にとって良くないという話は多かれ少なかれ聞いたことがあるでしょう。当ブログでも過去、さまざまな形で取り上げてきました。

ストレスがかかると、人体には以下のような変化が起こります。

・コルチゾールやアドレナリン等のホルモンが出て、体を緊急事態に対応できる状態にする。
・脈拍は速くなり、血圧も上がり、呼吸は浅く速くなる。
・戦いに必要のない消化管の働きは抑えられ、免疫力も低下する。
・記憶力は低下し、ストレスのことしか考えられなくなる。

これが一時的ならばまだいいのですが、ストレス状態が長期にわたると様々な弊害が起こる。これそのものは間違っていません。

しかし。

人というのは奥が深いです。こんな研究があります。

強いストレスを受けていた人でも、ストレスが体に悪いと信じている人は死亡リスクが上がるのに対して、ストレスが良くないと思っていない人は影響がなかったというのです。

すなわち、ストレスの受け取り方、解釈ひとつで結果は全く変わってくるという話になります。

どれだけ「病は気から」なのかと思ってしまいますが、これは頭のスミにおいておくべきでしょう。

「事実は人を傷つけない、人はその解釈によってのみ傷つく」ですね。