このところ、身体のだるさを訴える患者さんが増えている印象です。
過ごしやすい春、ジトジトした梅雨を経て、暑い夏になるはずが、今年は梅雨が遅れてやってきました。先に夏のような暑さがやってきて、カラ梅雨かと思ったら、ようやく梅雨らしい天気に。これで体調を崩してしまうのです。
もちろん、天候だけで体調を崩すわけではありません。それまでに他の要因が積み重なってきて、最後のひと押しが天候となることが多いです。普段の過ごし方で、差がついてくる部分は大いにあります。
当ブログでは、4回ほどセルフケアについて記事を書きました。どれも、私自身が行なっているオススメの方法です。ただ、あくまで健康増進・疾病予防ということになります。セルフケアだけで万全とは、なかなかいきません。
セルフケアは、あくまで予防法であって、治療法ではないということです。風邪を引く前と、引いた後では、対応は全く変わってきます。ぜひ、予防と治療を上手に使い分けていただければと思います。
鍼灸は、予防法の側面もありますが、なんといっても治療法です。それも、自律神経が原因で起こる症状には、トップレベルに効果のある治療法といえます。季節の変わり目に起こる症状は、代表的な鍼灸の得意分野になります。
しかし、セルフケアも重要であることに変わりはありません。食べ物のこと、睡眠のこと、精神衛生のこと、健康に大切なことはたくさんあります。そうした情報は、今後もご紹介していこうと思います。