今日はお灸についてです。
昔は「お灸をすえる」というと、罰を与える意味でしたが、そんな怖いものではありません。小さく米粒サイズにひねって、灸点紙という台紙の上で行いますので、やけどの心配もなく安全なものです。
そんなお灸ですが、鍼と同じように、ツボを刺激して体調を整える作用が期待できます。何より、体を温める作用は鍼より優れていますので、冷え症状に向いています。
お灸の温める作用で特徴的なのは、一時的に温めるだけではないところです。多くの温熱療法は施術が終わると元の温度に戻ってしまいますが、お灸の暖かさは長続きします。
また、お灸はもぐさの香り成分によるリラックス効果もありますので、冷えでお悩みの女性には特に良い効果が期待できます。施術後4~5日にわたって白血球が増え、免疫が向上する効果も知られています。
じんわり温めて、いろいろな症状に効くお灸。オススメです。
- 投稿タグ
- 東洋医学