症状というものは、治り方にも色々あります。一つの症状が次第におさまっていく治り方もありますが、色々変化しながら治る場合もあります。

例えば、最初は腰痛だったものがヒザ痛に変化したような場合ですと、治療したことでヒザ痛が消えて、今度は腰痛が現れることがあります。一つ前の段階に戻ったわけですから、これは治るために必要な過程ということができます。

他の例ですと、しびれの治療をしたところ、しびれが痛みに変わる場合などもあります。筋肉のこりが悪化すると痛みが出て、さらに悪化した先に出る症状がしびれです。つまり、しびれが痛みに変わるのは悪化の反対ということで、良い変化ということになります。この痛みをこりに変えて、その先に治癒があります。

症状が変化すると驚かれる方もいますが、これらは症状の改善を意味します。参考になりましたら幸いです。