昨日、NHKスペシャルで制御性T細胞「Tレグ」が紹介されていました。アレルギーを抑え、免疫寛容に関わるとして、注目されています。アレルギーの治癒を目指すことは、免疫寛容を目指すことに他なりません。

また、アレルギーは腸内細菌とも関係するようです。アレルギーを起こす子は、腸内細菌の多様性が低いという研究があります。特に、離乳食前の時期が重要になるそうです。

番組では、アレルギーの原因になる食品を避けるのではなく、むしろ食べさせた方がアレルギーの発症は抑えられるという研究が紹介されました。5歳までにこうした食品を摂ることは、将来のアレルギー発症を抑えるのだそうです。

アレルギー性疾患の治療に取り組む一人として、こうした研究は非常に気になります。はたして、鍼灸はこうした免疫系にどう作用するのでしょうか。

以前から、鍼灸はTh1細胞とTh2細胞のバランスを取るのではないかと言われています。そうであれば、T細胞の仲間であるTレグにも何らかの作用を及ぼすのでしょうか。このあたり、じっくり時間を取って勉強してみたいなぁと思う今日この頃です。

書いてみたら、専門用語だらけの日記になってしまいました。ざっくりまとめると、「もっと鍼灸の研究が進んでほしいなぁ」ということです。