ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に当選確実の模様です。

トランプ氏といえば、TPPに反対の立場を取っていますが(ヒラリーもですが)、TPPでは医療に関わる問題も多く議論されていますから、TPPが立ち消えになるかどうかは日本にとっても重要な問題です。

TPPでは、混合診療の解禁であったり、保険外診療の拡大(=保険医療の縮小)という懸念が以前からありました。薬の価格が高くなる可能性も指摘されていました。

こうした問題がTPPとともに消えるのか、それとも別枠で今後もアメリカと協議されていくのか、非常に気になるところです。

例えば混合診療が解禁されれば、病院で鍼灸を行うケースが増えるかもしれません。とある調査では、病院で鍼灸を導入しない理由1位が混合診療でした。鍼灸師としてもTPPやアメリカの政治状況は無関係ではないのです。

日本ではつい先日、衆院TPP特別委員会で関連法案が強行採決されました。TPPを進めたい日本(自民党)と、反対のアメリカ。今後の動向から目が離せません。というわけで珍しく(初めて?)政治の話題でした。