昨日は大阪で開催された、TMSジャパン・メソッド2017という勉強会に参加してきました。
腰痛治療セミナーです。
日本で腰痛に関するまとまった情報を仕入れるのに、ここ以上のものはないかもしれません。
そこから先は、自力で論文を探すしかないと思います。
さて、その内容ですが、全体的な印象として、2015年版より分かりやすくなっていました。専門的な論文の引用もこれまで通りたくさんありましたが、テレビ番組の情報なども織り交ぜて、初めての人に配慮されていました。
とはいっても、その情報量はかなりのものです。1時半開始で休憩をはさみつつも終了が19時頃でした。テキストだけでも60ページくらいあります。
講師の長谷川淳史先生は、台本も見ないで話をされていましたので、どれだけ頭に入っているんだという話です。その知識量には頭が下がります。
ヘルスリテラシーに始まって、人の生存本能と脳の働き、コミュニケーションの役割、ストレスの脳の関係、腰痛の原因、エビデンスの紹介、腰痛から脱するための考え方の転換、効果的な治療法と続きます。
いま作成している腰痛の特集ページも、このセミナーを受けて少し文章の修正をかけました。苦手な画像編集が片付いたら公開できると思います。
それにしても、腰痛の情報を広げるというのは大変なことですね。長谷川先生は17年もこの活動をしているそうですが、最近ようやく世の中が動く兆しが少し出てきたという話をされていました。
私も微力ながら、情報を出していきたいと思いますし、もちろん今後の臨床にも活かして参ります。
教えていただいたこちらのサイト、非常に参考になります。
情報を決める力 ヘルスリテラシーを身につける
http://www.healthliteracy.jp/