少し過ぎてしまっているのですが、11月27日で当院が開院して10年が経ちました。
これはもう、皆様に支えられてやってこれたというのが全てです。感謝しかありません。当院に関わった全ての方に感謝致します。
ちなみに、どうしてもっと温かい季節に始めなかったのかというと、単純にテナントを見つけたのがその時期だったからになります。
当時、開業するテナントを探していて西向日にいい物件を見つけたのですが、テナントを見に行ったらすでに他の人に押さえられた後でした。その人は空きがでたと聞いてすぐ、下見もせずに手付金を支払ったそうで、決断の早さに舌を巻いたものです。
そのあと京都中のテナント情報を探し回って、ようやく今のテナントを見つけましたので、タイミングなどと言ってられず、大急ぎで押さえてそのまま開業しました。
いろいろ変化のあった10年でした
あれから10年です。
治療については経絡治療をしている、という意味では根幹は変わっていないつもりです。ときどき人からも「ぶれない」と言われます。
しかし、カルテを見てみると、明らかに変化しています。開業当初、ワンパターンだった治療がずいぶん柔軟になりました。思うように治らない患者さんをどう治すか、四苦八苦しているうちに幅が広がりました。私に治療を一番教えてくれたのは患者さんです。
おかげさまで現代医学の考え方も変わりました。例えば心身一如（心と身体は同じもの）は東洋医学の専売特許と思っていたものが、実は現代医学もほぼ同じだったのだとわかるようになりました。角度は違えど、同じ人をみているわけですから、そう大きく変わるものでもないんですね。
かなり現代医学の情報にもアンテナを張るようになりました。PubMedで論文検索したり、英語のガイドラインを読んだりなどは10年前の自分では考えられなかったことです。そうしたきっかけは、もとを辿れば患者さんが出発地点です。どうすればこの患者さんは良くなるのだろう。そればかり考えてきました。
患者さんに情報を伝えるということもかなり意識するようになりました。この2年くらいはブログの更新を増やしました。治療の時間だけでは伝えきれない部分も多いので、ブログが補助になればと思っています。できるだけ、患者さんの顔を思い浮かべながら書くようにしています。もちろん、まだ当院にお越しになっていない方にも、参考になる部分があれば幸いです。
物書きではありませんので、難しかったり、読みにくかったりするかもしれません。もし意味が分からなかったり、間違っている部分がありましたら、遠慮なく突っ込みを入れてください。
そうこうしていると、パソコンにもちょっとだけ詳しくなりました。プロには全くかないませんが、それでも自分でHTML+CSSを書いたり、パソコンを自作したりするようになりました。10年前はホームページビルダーもまともに使えなかったのに、今ではエディタソフトがあれば簡単なウェブサイトなら作れる程度にはなりました。まだ画像編集が下手なので、そこは今後の課題でしょうか。ほんとプロの方はすごいです。
今後ともよろしくお願い致します
まだまだ足りない所も多いですが、やったらやっただけ変わるんだなと感じています。今後とも精進を続けてまいりますので、うらさき鍼灸院を何卒よろしくお願い致します。
