尾てい骨の痛み

ときおり、「尾てい骨が痛い」という問い合わせをいただきます。尾てい骨が痛むといっても、骨そのものに問題があることは稀です。

多くの場合、尾てい骨というよりは、仙腸関節付近の筋肉や、臀筋群の緊張をとると症状は楽になります。腰骨(腸骨)~仙骨周辺のツボを使うイメージです。

尾てい骨そのものに鍼をすることはありません。もっと上の部位に問題があるのが普通です。もしくは、足首の緊張を緩めて尾てい骨の痛みが改善することもあります。足首やヒザは腰と関係が深い部分です。

体の痛みというのは、基本的には筋肉の硬結によって起こります。硬結というのは、硬いしこりが出来るということです。痛む場所と、硬結のあった場所が大きく離れていることも珍しくありません。

下の歯が痛いと思っていたら虫歯は上だった、というのに似ています。痛みというのは、悪い場所を正確に伝えるとは限らない、ということです。

腰痛特集

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著者:浦﨑 靖博(うらさき やすひろ)
鍼灸師。2007年に向日市で開業して以来、鍼灸一筋。当サイトは全て、浦﨑の自作自筆。ブログでは、主に現代医学の情報を解説している。X(Twitter)アカウント