台風が過ぎたあたりから涼しくなってきましたが、今朝はもう寒いくらいでした。肌の白い方は寒さに敏感ですから、そろそろ風邪に注意ですね。

さて、今日は心身一如の話です。東洋医学では心と体は一緒だと考えます。体の状態は心に反映されるし、その逆もある。いや、どちらが先でも後でもなく、イコールの関係。そのように考えます。

例えば、小さなお子さんを想像してみて下さい。とても元気で動きまわりますよね。あれは体の状態と深く関わっています。

体が小さいうちは、まだ内蔵も未発達です。心臓も小さいので、全身に血液を送るには力が足りません。そこで小さいお子さんは動きまわることで循環を高めています。体の状態がそのまま心や性格となって現れます。本能といいますか、動きまわらずにはいられないのですね。
まさに心身一如です。

よく、うつ病は心の風邪といいますが、心だけに問題があって、体は元気なうつ病というのは聞いたことがありません。多くは腰痛ですが、必ず体に何らかの症状があります。病院でしたらカウンセリングや薬による治療がなされますが、鍼灸で体の症状を取ることも一つの方法になります。

うつ病までいかなくても、イライラしていたり気分がふさぎ込みがちだという時は肩こりや腰痛が出ていることが多いです。鍼灸治療で体が楽になれば気持ちも楽になります。