鍼(はり)について
鍼が初めての方は「鍼は痛そう」と思われるかもしれませんね。 でも、そんなことはありません。 いざ治療を受けてみると何ともなくて皆さん驚かれますし、気持よくて寝てしまう方も多いです。
その秘密は、鍼の構造と使い方にあります。
比べてみよう

| 太さの比較(上から) | |
|---|---|
| 注射針 | 直径0.55mm |
| シャープペンシルの芯 | 直径0.5mm |
| 鍼灸用の鍼 | 直径0.16mm |
| 髪の毛 | 直径0.05~0.15mm |
注射針は尖端が竹やりのようになっています。 刺すと細胞・組織は傷つけられ 抜くと出血します。
鍼灸用の鍼は先が丸いので、細胞・組織を押しのけながら進みます。細い血管なども鍼の方が避けてくれます。 抜いた後はすぐにふさがり、出血することも滅多にありません。
鍼管による無痛切皮
鍼管(しんかん)とは、写真のような筒状の器具で、中に鍼を通して使います。 これを使うと、ほぼ無痛で鍼を打てます。


鍼の響き
鍼を刺すと、患者さんはズーンと重いような独特の感覚を感じることがあります。 これを鍼の響き(叉は得気)といいます。響きは切皮痛とは全く別のものです。
なお、当院の治療では、患者さんが感じる響きより、施術者の手に感じる手ごたえを重視します。
鍼と針
「はり」という字には、鍼と針の二つがあります。 もともと「鍼」は医療用、「針」はそれ以外と使い分けされてきましたが、今ではあまり区別されていません。 傾向としては、伝統的な治療をする先生ほど「鍼」の字を使うようです。
