どうして効くの?
局所の反応
ツボに鍼をすると、以下のような反応が起こります。
- 血管を広げる物質が放出される(軸索反射)
- 痛みを抑える物質が放出される(内因性オピオイド)
- 痛みに耐性がつく(疼痛閾値の上昇)
- 鍼の刺激が痛みを打ち消す(ゲートコントロール説)
- 白血球が増える
これによって、こり・痛みが楽になり、血行が改善します。
全身の反応
身体の不調は、神経を伝わってツボの痛みやコリとして現れます。 鍼灸の刺激は、この神経を逆にたどって、不調の原因に作用します。(フィードバック機構)
また、交感神経を抑制し、副交感神経を興奮させるので、全身がリラックスします。 治療中、患者さんが眠くなるのはこのためです。 また、自律神経の状態は免疫のバランスと繋がっていますので、鍼灸治療によって病気への抵抗力を高める効果も期待できます。
ツボの科学
鍼灸で用いるツボは、どれも筋肉と筋肉の隙間や、重要な神経・血管のある所ばかりです。
例えば、背中には背部兪穴というツボが並んでいますが、これは脊髄神経節と同じ位置になります。 また、肺のツボが肺の近くにあるなど、内蔵との位置関係も重要です。
他にも、手足の末端には要穴という重要なツボが集中していますが、 これは体幹のツボよりも、自律神経への作用が大きいことが分かっています。

