ブログを書く人

お休みをいただいています。
8月18日(金)から通常通り再開します。

このところ、ブログを週に1回以上は更新したいなぁと思いつつ、なかなかネタが思いつかなかったり、書いてみたら過去に書いたものの再生産になっていたり、でも新しい情報を仕入れては上手くまとめられないかと四苦八苦してみたり、
そんな感じでブログと付き合っています。

今日はいつもと全く違う話です。
主にブログの話。

最初は13年くらい前

私がはじめてブログに触れたのは、調べてみたら2004年の11月でした。
20歳前後の頃だと思っていたら、27歳。
記憶というのは曖昧なものです。

当時、初めてのパソコンを手に入れたばかりで、ネット回線はeo64エアという最大64kbpsの無線通信を使っていました。
今考えたら遅すぎる回線でネットを見ていて、仕組みはまるで分からないけれどホームページというものがある。
どうやら、それは自分でも作れるらしい。

ある日、友達がホームページを自分で作ったのを見せてくれて、HTMLとかよく分からない言葉を話していて。
そうか、自分でホームページって作れるのか。自分でもできるのだろうかと思いながらネットで調べたらブログというサービスを見つけました。
ブログが急速に世の中に普及してきていた時期です。

それで、適当にeoブログに決めて、適当にブログのタイトルをつけて、日記を書き始めました。
あれから13年です。

当初は、リテラシーも何もあったものではなく、本当に友達が見ることだけを前提にして、勢いだけで文章を書いていました。
といっても、1日に数行も書けば十分で、でもアクセス数を見たら文章が少ないほど閲覧数は多かったりして、不思議でした。

今では、ミニブログ的な流れはツイッターにとって変わられたようで、ブログはある程度まとまった文章を書く場所に変わってきたようです。
個人がどうブログを使うかは全く自由ですが、住み分けとしては短文のツイッター、長文のブログと分かれてきた。

今では、さすがの私もパーソナルな日記はパーソナルな場所で書くべきと気がついて、過去の黒歴史(笑)は残していません。

ホームページの話も

さて、なんとなくブログを更新したり、なんとなくネット見ていた自分ですが、2007年の11月に鍼灸院を開業します。
なぜ11月に開業したのかといえば、テナントが見つかったのがそのタイミングだったのです。

開業したのなら、ホームページは必要なんじゃないか。
そう考えた私は、まずは自分で作ってみようとホームページビルダーというソフトを買ってきて、自作に挑みます。

これが本当にひどかった。
情報発信ということで考えても、それまで何も考えずにその場でいきなり書くというスタイルでしたから、まとまった情報をどう書くかという経験がないわけです。
当然ながらデザインの知識もあるはずありません。
なんとなくで作ったホームページは、緑系の背景に金色の文字が浮かぶ、いかにも素人が作りましたという出来栄え。
内容も、どこかで見たような言葉ばかりでした。

それを友達に見せたら、「自分が作った方が早い」と一瞬できれいなページを作ってくれました。
頭が上がらないとはこのことです。
たくさんの患者さんがホームページを見ていらっしゃいました。
中には静岡から新幹線で来ましたとか、ヨーロッパ在住だけどネットで見て来ましたとかいう方もいて、大変驚きました。

自分でも少しずつ勉強して、HTMLの意味が分かるようになり、CSSが分かるようになり、自分でページの更新をするようになって、スマホ版のページを自作したりするようにもなりました。
勉強すればできるようになるものです。
しかし、「何を書くべきか」は今でも勉強中です。
フレンドリーなスタイルがいいのか、自分の気持ちを書くのがいいのか、理論を書くのがいいのか、正解があるようでありません。

それでも時々おほめいただくので、読んでくださってる方はいるんだなと、ありがたく思っています。

再びブログの話

当院のブログをさかのぼったら、最初の記事は2009年7月18日、フットサルの話でした。
本当はもう一つ前があったのですが、意味がなさすぎるので消しました。

実名で、院長として書くブログとは、さて何を書いたものか。
考えた末に、当時の自分にとって書きやすいものから書いたという感じです。

今は「患者さんにも知っておいてほしいこと」を書くことが多いです。
わりと専門的なことも書きますが、今は健康情報を一般の方でも知っておかないとまずい時代だと思っています。

時々、健康食品の宣伝をそのまま信じていらっしゃる方がおられます。
騙されているとはいいませんが、影響されてしまったり、判断が迷ってしまうことは多々あるかと思います。

法律というものがありまして、医薬品でもない健康食品は「○○で治ります」と書くことができません。
でも「○○で効果を実感!」ならOKなんだそうです。
何の効果なのかは書いていないのでセーフ、ということらしいです。
すごく効きそうに見えて、その実ただの食品です。
食品は医薬品とは違いますから、効果効能が基本的にありません。

そういえば、水素水の効能を各社に問い合わせたら、「喉を潤す効果です」という答えだったという話がありました。
実に勘違いしそうな書き方をするものです。

「治る」という言葉、使い方が非常に難しいです。
まじめに医療としての言葉を選ぶと、治るという言葉はほとんど使えない、もしくは条件付きになります。
そんな中で、自信満々で効果のありそうな言葉を見ると、どうしても目を引きます。
信じてしまいそうになります。
そこで、知識の下支えが必要になってきます。

効果があったら薬ですよ、と。

直し続ける

こんな話をしておいてなんですが、今でもブログはほぼ下書きしていません。
真っ白なメモ帳を前に、上からいきなり書き始めて、下に伸ばしています。

書きながら自分の頭を整理している側面も強いのでしょう。
つい、専門用語が多くなりがちで、難しいとご指摘をいただくこともあります。

今後また試行錯誤した結果、文章の性格が変わることもあるかもしれません。
ホームページの記載も、たぶんずっと書き直し続ける気がしています。

根が職人気質なので、手をかけ始めると止まりません。
納得がいくまで直して、またすぐ直したいところを見つけて、また直す。

その繰り返しです。

自宅のパソコンから更新。

追伸:お休み中ですが、緊急の要件がある場合には鍼灸院にお電話ください。しばらく待つと浦崎の携帯に転送されます。