A ケースバイケースですが、多いのは図のような経過です。
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治療すると楽になり、次の治療までに少し元に戻り、また治療すると楽になる。これを繰り返しながら、次第に改善していきます。

ある程度まで症状が改善すると、治療の間隔を開けても元に戻りにくくなってきます。目安としては、最初の辛さが半分になるまでは週に1度のペースで治療を行い、最初の半分以下にまで改善したら2週間に1度のペースに変えて行くと良いでしょう。

ポイントは日常のストレス

ところで、なぜ改善した症状が元に戻ろうとするのでしょうか。それは、症状の原因には日常生活のストレスが大きく関わっているからです。こりや痛みの場合は特にそうです。

一度治療して楽になったとしても、それまで通りの日常生活に戻ると、再びストレスが蓄積して具合が悪くなっていきます。初期の段階から治療の間隔を開けすぎると、治療前の状態まで戻ってしまうこともありえます。そのため、一度楽になった状態が元に戻る前に次の治療を行い、より楽な状態に持っていく。最初のうちは、これを繰り返す必要があります。

とはいっても、永遠に治療が必要ということではありません。ある程度まで回復してくると、ご自身の自然治癒力でストレスに対抗できるようになり、その日の疲れをその日に処理できるようになっていきます。

そうなれば治療のペースを開けていき、最終的には治療終了(卒業)、もしくはメンテナンス的な治療を1~2ヶ月に1回ペースで行うかを選んでいただく流れになります。

参考になりましたら幸いです。

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