勉強会の準備

2010年9月8日

今度の9月20日、京都府鍼灸師会の学生会員さんを対象に、勉強会をすることになりました。

な、な、何と私が講師です。

今の鍼灸学校は国家試験に受かることが一番になっているので、治療についてはあまり時間をとって習うことができません。教科書もいろいろな流派が混ざっているので、理解するのは難しいです。私もいろいろと苦労したのを思い出しました。

しかし、これは私にとっても勉強になります。資料を作っていたら、今まで分かっていなかったことが突然理解できました。とてもスッキリした気分です。

まだ当日まで時間もありますので、この機会に勉強します。

リンパマッサージ

2010年8月30日

ある日の会話です。

「リンパマッサージに行きたいわー。」

いいじゃないですか。気持ちいいでしょうね。

「足がむくんで仕方ないねん。リンパマッサージって、足が細くなるんでしょ?」

なりますよ。一時的にですけど。

「え、どういうこと?」

…えーっと。

人間って、午後になると足がむくんでくるんです。一日活動すると心臓も疲れてきて、午後には血流が滞りがちになりますからね。そこにマッサージをすれば滞っていた流れが改善されて、むくみが解消して足も細くなりますよ。でも次の日になって、またむくんでくるのは仕方ないです。それは病気でも異常でもありませんし。

「えー、その時だけなん?」

そうですね、残念ですが。
ただ、人によっては本当にむくみが強い場合もありますし、病的なものもあります。その時の体調によって、突然むくみが強く出ることもあるでしょう。そういう時は、体の「水を流す力」を高めてやる必要がありますね。そこは鍼灸治療でお手伝いできる部分です。

暑い夏には

2010年8月27日

暑い毎日が続いていますね。この暑さは9月も続いて、もしかすると10月も例年より暑くなるかもしれないと聞きました。

治療で脈を診ていると、多くの方が暑さにやられているのが分かります。夏は五行で火の季節で、五臓では心がつかさどります。
つまり、心臓に一番負担がかかる季節ということですね。

無理せずにエアコンを使うこと、夜はしっかり眠ること、季節の野菜を食べること。どれも暑い夏を乗り切るのに大切なことです。

もし、肩甲骨の内側や、右肩に痛みやだるさがあったら、それは夏の疲れかもしれません。そんな時は、当院がお手伝いします。

追伸
患者さんが差し入れを下さいました!
生き返ります(^^
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お知らせ

2010年8月20日

2010年8月20日(金)より、料金システムが変更になります。よくご確認くださいますようお願いいたします。分かりにくい点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

ご案内より

■初診料   1,000円……初回のみ
■短時間治療 2,500円……30分程度で治療が終わる場合
■一般治療  3,800円……全身調整と症状治療
■特別治療  5,200円……特に冷えの強い場合に特別な技法を併用します
■往診料   1,000円……詳しくはお尋ね下さい

同時にサイトの内容を更新しました。新しいページも増えています。

新しいページ
鍼灸を初めて受ける方へ

大きく書き足したページもあります。よかったらどうぞ。
治療について
トピックス「鍼灸の得意分野」
トピックス「肩こり」(8月28日追記)

鍼の刺激量

2010年8月18日

当院では、鍼をしてから抜くまでの時間はその都度変わります。タイミングを計る方法は色々ありますが、今回はその一つをご紹介します。

鍼を軽く持ってゆっくり入れていきますと、自然に鍼先が止まり、それ以上入らなくなるポイントがあります。体がそれ以上入れるなと言ってるんですね。しかし、そこで鍼を抜く方向に力を加えると、抵抗を感じます。抜くのはまだ早いというわけです。

そこで少し時間をあけると、先程の抵抗がなくなっています。これが抜いてもOKのサインです。それでも抜かずに放置しますと、鍼は少しずつ自然に抜けていき、完全に抜け落ちてしまうこともあります。

人の体は、必要な刺激は求め、必要ない刺激は排除しようとするものです。その反応に従って治療すると最適な刺激量になります。

もし鍼灸師がもっと深く刺そうとか、時間がないから早く抜こうとか考えると、どんどん間違った方向へいってしまいます。治療の答えはいつも目の前の患者さんが持っているのです。

余談
関係ありませんが、昨日家族で食事に行ったときのレシートが素敵でした(笑)
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ホームページ

2010年8月11日

今日は完全に脱線してホームページの話です。

当院のホームページの文章は、全て浦﨑が書いています。一番最初に作った時は手探り状態でひどいものでしたが、だんだんと見れるものになってきたような気がします。

しかし、まだまだです。もっと分かりやすくお伝えするにはどうすればいいか、何か抜けていることはないだろうか、と考え出すときりがありません。何度も作り直すことになります。

今日は新しい追加テキストを作りました。これを公開するのはもう少し先になるでしょうが、空き時間を利用して少しずつやっています。

それにしても…、肩こりが。普段肩こりのない浦﨑でもこの有様です。仕事でずっとパソコンを見続けている方々は大変でしょうね。

こういう時はストレッチです。首を斜め前に倒してゆ~っくり伸ばすと気持ちいいですよ。それと手首・足首を回すのは肩にもいいですから試してみて下さい。

今回はこの辺で。
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原因不明でも大丈夫!?

2010年8月4日

もし具合が悪いのに病院で原因不明と言われたら…、おそらく不安に思われる方が多いのではないでしょうか。しかし、医療の世界にいる側からみると、原因不明というのは目にする機会のとても多い言葉です。

例えば腰痛です。腰痛はなぜ起こるのでしょうか、と聞かれても、実は明確な答えは存在しません。

  • 負担をかけすぎた
  • 姿勢が悪いから
  • 骨盤がゆがんでいるから
  • 骨に変形などの異常があるから
  • 血行が悪いから

などはインターネットで調べればすぐに出てきますが、これらはどれも厳密には「仮説」の段階です。ですから腰痛の原因は、正確にはまだ不明なのです。

でも、原因が分からないから治療が出来ないなんてことはありません。それが鍼灸(東洋医学)の強みの一つです。鍼灸の世界で言われることですが、家が火事だとしたら、出火原因が分からなくても火を消すことは出来る、ということです。原因は火を消してから、ゆっくり考えればいいのです。(消えてからでないと検証できないという側面もあります)

実は、東洋医学では病気の根本は「生命力の低下」だと考えられています。病気の原因というのは、ストレスにせよ肉体的な負担にせよ、日常の中に無数に転がっていますが、体が元気ならこれらに左右されずに健康に過ごせます。しかし体力が落ちると、様々な影響を受けて調子を崩してしまいます。こうした時に病因を取り除くのも大切ですが、それと合わせて体を元気に戻すことで病因の影響を受けなくする。それが東洋医学の考え方であり、自然治癒力を高めるということの意味です。

ツボはどれ?

2010年7月21日

前回に続いてツボの話です。

ツボというのは反応点のことでした。しかし、人体というのは難しいもので、反応の出ているツボであれば必ず効果があるとは限りません。そのため、鍼灸師は反応の出ているツボが本当に効果のあるツボかどうか確認する必要があります。そこで二つの指標を元に判断します。

一つは脈です。当院の治療を受けたことのある方なら分かると思いますが、私は頻繁に脈を診ます。東洋医学の脈診は、現代医学の脈診と違って、脈の速さ以外にも沢山のチェック項目があります。例えば、脈の強さ・深さ・幅・硬さ等です。そして鍼灸師がツボに触れると、脈の打ち方も変化します。この変化を読み取りながら、治療に効果的なツボかどうかを判定しています。

もう一つは体の変化です。例えば、右肩のコリを柔らげたい場合、正しいツボに触れるとその瞬間に肩のコリが取れます。しかし指を離すと再びコリが戻って来ますので、これが治療点だと判断できます。他にも、腹診といってお腹の状態を診ながらツボを探す方法もあります。

鍼灸治療では、理論だけでもある程度ツボを決めることが出来ますが、それだけでは不十分です。どうしても患者さんの体の声を聞く必要が出てきます。私はいつも、宝探しのような気分でツボを探しています。

ツボって何?

2010年7月14日

今日はツボの話です。

鍼灸師はツボに鍼やお灸をして治療します。ツボは正しくは経穴といって、一つ一つ場所が決まっています。例えば合谷(ごうこく)でしたら、「手背の第一・第二中手骨底間の下の陥凹部」といった具合です。しかし、これが分かっても治療は出来ません。何故かというと、反応の出ているツボでないと効果が出ないからです。

ではツボの反応とは何でしょう。それは、周りとは違う状態になっていることです。例えば、そこだけ凹んでいる、硬くなっている、冷えている、熱くなっている、カサカサしている、湿っている等々…。こうした変化のある場所が反応の出ているツボです。

鍼灸師は手の感覚を使って、何百個とあるツボの中から治療に効果のあるツボを探し出します。もちろん、順番に全部を診ていたら時間がいくらあっても足りません。診察をして、東洋医学理論を使って、可能性の高いツボをピックアップしていきます。でも最後は指先で探します。

切診(=触診)をしていると、例えば「あ、ここは押さえたら痛いな」と押さえる前に分かります。経験を積むことで、感触だけで痛い場所が分かるようになります。押さえて痛い場所を圧痛点といいますが、これを見つけるのがツボ探しの基本です。

しかし、押さえて痛いだけがツボにあらず。奥の深い世界です。

デュークズウォーク

2010年7月10日

先日、知り合いに誘われてデューク更家さんのデュークズウォークを体験してきました。会場には250人くらいの人が詰め掛けていました。

内容は解説に1時間・ウォーキングに1時間くらいで、非常に楽しく、また中身の濃いものでした。特に私が興味を引かれたのは、動きの説明の半分以上が東洋医学だったことです。「天地人」「任脈・督脈」「気血水」等々、鍼灸師にとって聞き慣れた用語が目白押しで、それをうまくウォーキングに取り入れてあって感心しきりでした。

そして何より、デューク更家さんは話が上手いし面白い。「小指は心臓と繋がっている」など、真面目に話すと時間がかかりそうな話を、一言二言で表現されていたのには参りました。個人的にはその部分でも勉強になりました。

もちろんウォーキングも楽しく学べました。あんな短時間で歩く姿勢って変わるものかと驚きましたが、後から経絡が応用されていることに気付きました。腕をひねって肩甲骨を動きやすくしたり、腓腹筋を伸ばして腰を楽にしたり。手段が違うだけで、根底にあるものは同じだったんですね。

何だか、とてもいい刺激を受けました。